お疲れ様です!
ギャンブル依存症のkazuです!

閲覧いただき、ありがとうございます。


今回は、【嘘】について書いていきたいと思います。

ギャンブル依存症の特徴として主に挙げられるのが、【嘘】です。
私たち依存症者はギャンブルがずぶずぶの時は平気で嘘をつきます。
理由は簡単です。
ギャンブルがしたいから、バレたくないから、お金が欲しいから。
おそらくこの3つが主な理由であると個人的には考えています。

私は大学3年生からギャンブルがひどくなり、
ギャンブルのためのお金の工面のため、平気で嘘をつくようになりました。
アルバイト代は給料日が来たら1週間以内にギャンブルで消え、
それでもギャンブルは止まらず、親にお金をせびるようになりました。
もともと部活をしていたこともあり、部活の費用は支援してもらっていましたが
【部費が高くなった、合宿費の割り増し請求、買いもしない備品の購入費用】
このように親に嘘をついてお金をもらうようになりました。
4年生になると、親だけにとどまらず、部員、友達を巻き込んで嘘をつき
お金を集めるようになりました。
【新歓費用の割り増し請求、卒業旅行費用の早期請求(親に建て替えてもらっているのに)】
このような嘘でお金を集めてはギャンブルをしていました。

4年終盤では卒業旅行が重なり、親に旅費を貸してくれと実際には行きもしない旅行をでっちあげ
お金を借りていました。
ギャンブルで勝てば返済でき、負ければまた嘘をついて返済しませんでした。
この頃には親も怪しんでいたのか、私が使ったお金のメモを取るようになり、
卒業する時には親から約150万円ものお金をかりていました。

病気がひどくなるにつれ、嘘の回数も増えていきました。
社会人になってからはお金のためならどんな嘘でもつきました。
自分で一番ひどかったと感じるのは、
やらかしてしまい裁判になってしまった。
費用を払わなければいけない、と友達からお金を借り、
借りるために受任通知を自分で作成しあたかも本当に困っているようにみせました。
もう自分に失うものもなく、お金の為なら恥も一切気にしませんでした。

友達と遊ぶ約束をしていても、
その前にギャンブルに行き負け、待ち合わせの前にキャッシュカードを忘れて
今日の飲み代は建て替えてくれ、ドタキャン、そのようなことは日常茶飯事で
ひどいときはよっばらった友達からお金を巻き上げることもありました。

嘘に嘘を塗り固めていると、
どれが本当なのか嘘なのか自分でもわからなくなってしまい
本当に苦しい毎日をすごしました。
この友達にはこう嘘をついた、あの友達にはこう嘘をついたと頭の中は常に緊張していなきゃだめで
バレたらどうしよう、次はこう嘘をつこうと常に考えていました。

詰んでから施設にお世話になり、
そこで初めて正直になるということを学びました。
すべてを正直に話せと言われ、いまだに自分の中では理解があまりできていません。
自分に正直であればいいという考えがまだあるからです。
もちろん、ギャンブル、借金、何かをしでかしたらそのまま正直にミーティングで話をするなどしますが、言わなくてもいいこともあると考えています。
これについては皆さんの意見を是非お聞かせください。

ギャンブルがずぶずぶになって約3年、毎日嘘をつき、考え、悩み、
本当に生きた心地のしない日々を過ごしていました。
今はすべてが正直とは言えませんが、
昔よりは確実に生きやすくなっています。
このまま、自分に正直に生きれるよう、尽力していきたいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
皆さんのご意見、よろしかったらお聞かせください!
ありがとうございました。

次回は【見栄】について書きたいと思います。